末期症状の患者を減らすことができるかも

この間、テレビで線虫が癌を発見してくれるという内容のものを見ました。実に簡単な検査で、尿検査でがんの疑いがあるのかどうかということがわかるそうです。癌には特有の臭いみたいなものがあるらしく、その臭いを嗅ぎつけて線虫が寄ってくるのだそうです。この発見ができたのは、青魚を食べた人が腹痛を訴えて病院に駆け付けたのがきっかけでした。その際に、線虫が胃の部分に多く住みついた状態になっていたのだそうです。そこで胃の検査を詳しくしてみたところ、癌が見つかったというわけです。最新の検査や最新の治療は医療費が高額で、誰でもができないという問題点があります。裕福な人にしか受けることのできない検査や治療があるのです。そういったことを考えると、最近発見された検査なのできっとこの検査も高額なんだろうなと思っていました。

ところが、一回の検査にかかる費用は何百円程度ということでした。しかも、検査結果を何日も待たずして知ることができるようです。これは素晴らしいことだと思いました。今までは癌なのかどうかを特定するのにかなりたくさんの検査をする必要があったことや、かなりの初期段階の場合、今までの検査では陰性と結果が出ることがあったそうです。この線虫によるがんの検査は、かなりの初期段階であっても発見することが可能なのだそうです。偶然の産物ともいえるこの発見は、本当に素晴らしいものだと思いました。毎年の健康診断の中にこの検査も組み込まれるようになれば、気づけば末期症状といった事態もかなり減らすことができると思います。

Leave a Reply